アダム・バインダー作「レインフォレスト・ルーレット」
イングランドのアーティスト、アダム・バインダー作の芸術的なカエル。
もともとは「ハーモニーキングダム」の造形アーティストの一人だったアダム・バインダー/Adam Binder。
2001年に独立し、イングランド・コッツウォルズで自分の工房を立ち上げ、「Adam Binder Editions」として彼独特のこだわりに満ちた作品をつくってきました。
基本的には限定生産で、追加の生産はないことから、彼の作品は世界中でコレクターズ・アイテムとなっています。
素材は大理石の粉と樹脂をまぜた独特のもので、しっとり、ずっしりとした質感と自然な発色が作品の魅力をさらに高めています。
Art Frogでは今までもアダム・バインダーの作品を複数ご紹介してまいりましたが、今回は初めて「Let's Play」シリーズからのご紹介です。
タイトルは"RAINFOREST ROULETTE/レインフォレスト・ルーレット"。
まず目に入ってくるのは鮮やかなオレンジ色のカエル。
手足はブルーグリーンで、ちいさな斑点が散りばめられています。
この色合いに近いカエルに「イチゴヤドクガエル」がいます。
コスタリカ、ニカラグア、パナマなどの熱帯雨林に棲むイチゴヤドクガエルは、イチゴのような赤い体と青い肢、漆黒の瞳が愛らしい小さなカエル。
ヤドクガエルは文字通り毒がありますが、鮮やかな色合いは「熱帯雨林の宝石」とよばれ、近年では環境保護のアイコンとしての役割も担っております。
そんなカエルがしっかりと捕まった葉っぱ。そこには巧妙に蛇が潜んでおり、そっとカエルを伺っています。
カエルの背中にはオタマジャクシ、そして葉っぱの穴からは小さな芋虫が這い出ようとしております。
タイトルの「レインフォレスト・ルーレット」とは、次は誰が餌になるのかという意味なのか、はたまた生態系の循環を象徴しているのでしょうか。
くるりとまるまった葉っぱが、ルーレットのフォルムを模しているようで、造形的にもとても美しい完成度となっています。
2008年発売、世界限定275体のうちの214体目。
他にイエロー、グリーンのカエルのバージョンがあるようです。
2013年から彼はブロンズ彫刻を主体とする活動をしており、小さな作品はほとんど作らなくなりました。
ブロンズ彫刻はとてもとても素晴らしいものですが、それはまさに「芸術」としての存在となっているため、
彼独特の造形センスが活かされた小さな作品を多く揃える悦びは、年々難しくなっていくのは間違いありません。
カエルラバーズならば、一作は手に入れておきたい、アダムバインダーのカエル・シリーズ。
存在感とインパクト抜群の本品から、コレクションを始めてみるのはいかがでしょうか。
◆England
◆製造年代:2008年
◆素材:石材・樹脂等
◆サイズ:高さ約8cm
◆本体重量:約72g
◆在庫:1体のみ
【NOTE】
*専用箱が付属しています。
*本体はとてもよいコンディションです。
*箱には保存時についたと思われるわずかな擦れや角の折れみられます。
*詳細は画像をご参照ください。
アイテムのご購入はショップにてどうぞ。
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